環境
気候変動の進行は、地球規模の課題として経済や社会に深刻な影響を与えており、各国政府や企業は温室効果ガス(GHG)排出削減に向けた対策を加速させています。 また、再生可能エネルギーの導入拡大や脱炭素に向けた技術革新が求められる一方、異常気象や海面上昇等の物理的リスクが事業活動に及ぼす影響も年々大きくなっています。
こうした環境の変化を受け、当社グループでは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同し、気候変動が事業に与えるリスクと機会を適切に分析・評価する体制を強化しています。これにより、気候変動リスクと機会を事業戦略に統合し、持続的な事業利益の創出と社会からの評価向上を実現することを目指します。今後も、TCFD提言に基づく情報開示の充実を図るとともに、環境負荷を低減した持続可能な事業運営を推進して参ります。
当社のTCFD提言に基づく情報開示につきましては、以下の「TCFD提言に基づく情報開示」ページにてご案内しております。
■生産・営業共通の取り組み
・各拠点での照明削減、LED照明の導入
・再生可能エネルギーの利用
利用率(2025年3月期):15.0%
※円谷フィールズホールディングス、フィールズ、円谷プロダクション、デジタル・フロンティア4社の拠点に占める再生可能エネルギーの利用率を算出。
なおフィールズ拠点のうち、ビルインを除く18拠点すべてにおいて再生可能エネルギーを利用。
■遊技機生産拠点の取り組み
・生産拠点の一元化(拠点間の輸送時のCO2排出量を削減)
※2025年3月、5つの生産拠点のうち、4つの拠点を一つのエリアに集約しました。
■営業時の取り組み
・営業車両にハイブリッドカーを導入
円谷フィールズホールディングスおよびフィールズの合計導入台数(2025年3月31日時点):
ハイブリッドカー252台(導入率97.3%)
導入対象:営業車両(役職者、寒冷地で使用する四輪駆動車を除く)、本社車両の一部
・営業資料のデジタル化(タブレットを営業社員に配布し、顧客との商談で使用)
・建物の遮熱性向上(遮熱フィルム貼り付け等)
・クール・ウォームビズの採用と軽装シャツ支給
・什器備品の再利用
・ごみの分別徹底、リサイクルの推進
・節電の取り組み
空調:夏場の室温28°C設定/冬場の室温20°C設定、低消費電力型の複合機を導入、21時に空調設備の自動停止
・環境ラベルマーク付き商品の購入推進
円谷フィールズホールディングスおよびフィールズの事務用品等のグリーン商品購入比率(金額ベース)(2024年6月~2025年5月の1年間):30%
・営業活動において使用した廃棄文書をトイレットペーパーへリサイクルする環境循環型サービスの導入(円谷プロダクション、デジタル・フロンティア)
【TOPICS】当社グループ(※)の入居する本社ビルは「DBJ Green Building (通称グリーンビル)認証★5」を取得
建物における空調・電気・水力エネルギーの削減、省資源の配慮のほか、快適性、リスクに対する備え、周辺環境・コミュニティへの配慮、建物に関係する各ステークホルダーとの協働といった点で、優れたオフィスビルとして評価されています。
DBJ Green Building認証についてはDBJ Green Building認証公式サイト(https://igb.jp/)をご参照ください。
※円谷フィールズホールディングス、円谷プロダクション、フィールズを含む計16社
円谷フィールズホールディングスグループのScope1、2、3 温室効果ガス排出量(t-CO2)実績につきましては、以下の「TCFD提言に基づく情報開示 5. 気候変動に関する指標・目標」にてご案内しております。
PS事業:
・リユース機の採用(旧モデルの遊技機筐体をリユース利用)