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2024年3月期 決算説明会の主な質疑応答(要旨)


〈コンテンツ&デジタル事業関連〉

Q1:中国における代理店販売から自社企画開発商品販売への切り替えは、どの程度のスピード感で進めていくのか。

A1:代理店販売を自社企画開発商品の販売に切り替えるわけではない。代理店販売(ロイヤリティ収入ビジネス)は引き続き積極展開しながら、 そこに自社商品も新たに流通させていく。現状、国内でもロイヤリティ収入ビジネスに加え、自社物販も展開しており、どちらも着実に伸びている。


Q2:自社商品の展開について、大きな投資は発生するのか。

A2:2025年3月期は徹底的なブランディングのため、自社商品の展開に合わせたグローバルプロモーションへの投資は一定額見込んでいる。中期的には、人材や設備等の必要な投資は行っていくが、特段大きな投資を行う予定はない。


Q3:コンテンツ&デジタル事業セグメントにおける5年後の日本、中国、ASEAN、アメリカの収益イメージがあれば教えて欲しい。

A3:いずれの地域も伸び代は高いと考えている。特にポテンシャルが高いと考えられるのはアメリカとASEANの2つの市場である。中国は既にシェアNo.1の商品カテゴリーがあるが、まだ展開できていない商品カテゴリーも多々あり、市場も成長していることから余地が十分ある。


Q4:Netflixで世界配信されるウルトラマンのアニメについて、ブランディングへの寄与はそれなりにあるように思うが、その効果をどう見ているか。

A4:Netflixを通じ6月に世界配信する予定の『Ultraman: Rising』は、アメリカを中心にグローバルでウルトラマンのブランドを高める素晴らしい作品だと思っている。そこに我々も作品展開に合わせたビジネスに全力で取り組んでいく。夏以降には新しいトレーディングカードも販売するため、そこでも思い切った様々な施策を展開することで、空振りにならないようにしていく。今後は毎年トレーディングカードがシリーズ化され、良い実績が出るように思い切ったプロモーションを行っていく。



〈PS事業関連〉

Q5:PS事業の2025年3月期営業利益計画135億円のうち、ソフィアグループの影響はどの程度織り込んでいるのか。

A5:連結対象として影響の大きい会社は(株)エース電研である。同社の今期の営業利益計画は15億円程度を織り込んでいるが、詳細な数字については現在精査中である。


Q6:島設備提供のエース電研とフィールズの遊技機販売の相乗効果はどれくらい期待できるのか。

A6:フィールズ(株)と(株)エース電研が組むことによる相乗効果、パチンコホールに対してどれだけの価値を提供できるか、現在精査・検討している最中である。パチンコ・パチスロは風適法により場所・時間・年齢に制限があり、パチンコホールの中でしか遊技できない現場体験型のレジャーである。また、平均遊技時間は1~3時間程度、競馬等のような大きな勝ち負けにはならない遊びとなっている。足元ではスマート遊技機の登場で島設備と遊技機の自由な空間設計が可能となった。こうした中、当社はパチンコ・パチスロというレジャーがユーザーにとってさらに魅力的なエンタテインメントとなるためには、遊技空間のプロデュースが重要と考えている。そこで島設備提供のトップ企業である(株)エース電研と組むことにより、新しいパチンコ・パチスロの価値を生み出せると確信している。


Q7:自社ブランドの強化に関する方針を教えてほしい。

A7:当社は志の高いメーカーと共にパチンコホールの空間に対するプロデュース、そして最高の商品をできるだけ安価で届けることで遊技機業界の活性化を図っていく。自社ブランドに関しては、流通企業としてラインナップを確保する観点から、一定レベルの製品を自社でも開発していく。


Q8:アニメIPの版権取得方法や状況について教えてほしい。

A8:日本は特殊な国で、世界的にも類を見ないほどアニメ制作のレベルが高く、意欲のある国である。このような国でビジネスを行う以上は、我々も素晴らしいアニメ版権、IPを取得していきたいと思っている。版権取得に関しては、適切な価値を見出し選定していく。アニメIPの取得方針として、若い世代の遊技人口拡大につながるような最近のアニメ、新しい版権を取得していきたいと考えている。



〈経営全般〉

Q9:今回の自社株買いはなぜこのような特殊なスキームで実施したのか。

A9:当社にとってベストな選択と認識しており、特殊なスキームとは考えていない。
今後もガバナンスを重視し、健全な経営と株主貢献をしていきたいと考えている。配当についても同様に、ビジネスの状況をみながら適正な内容を検討していく。


以上